さて、受肉という言葉があります。聖なる存在が肉体を持って人間となるという教えです。
もし天使が受肉して人間になったら、人間の肉体に馴染むのがまず一苦労。感情の扱い方がわかりません。常に神様の方を向いていて何かを待っていたのですから自分という存在に戸惑ってしまいます。
それから、特殊な能力を持っているでしょう。何かが見えるとか聞こえるとか、霊能者みたいな人も。ただし、使いこなしているかどうかはともかくとして。いい人で優しい人だけど、世の中的にどっか馴染めないし繋がらない。そんなかんじでしょうか。
人間界の言い方でいうと、自分より上の人の言うことを聞こうとする。もちろん純粋で潔い。正論があらかじめ自分の中にあり、正論で動こうとする。他者を優先しようとして、自尊感情が低いかも。親切だが仲間意識や共感力が低いかも。人間関係に問題を抱える。
当人はとても一生懸命なのです。
ですが、天使がグラウンディングしようとしたら、問題が続出です。地上に降りるために彼らに相応しい考え方や方法があるのですが、それを知らないのです。
なぜなら、彼らは自分が天使であることを知らないのですから。
さて、魂は見えない世界。見えない世界はお話で語られます。ギリシャ神話や大和神話のように。
昨今は、地球の波動が上がったといわれていますね。あちらこちらから魂はやってきています。天界からも天使がやってきているのですね。
天使のグラウンディング、お手伝いいたします。
受胎告知
天使ガブリエルは言った。「おめでとう。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」マリアは天使に言った。「そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」 天使は答えた。「聖霊があなたに降り包む。生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」マリアは言った。「お言葉どおりに成りますように。」そこで、天使は去って行った。
聖書:ルカによる福音書(抜粋) 絵画:「受胎告知」レオナルド・ダ・ビンチ
天使の絵画で有名なのは「受胎告知」。
大天使ガブリエルは、聖母マリアに現れて神の子を産むと告知します。レオナルド・ダ・ビンチの絵はとても優雅で奇跡のワンシーンです。
天使は神の言葉を伝える存在です。神さまは直接人間とコンタクトできないので順次言葉を下ろしていくのですね。つまり、人間の状況をいっさい頓着しないのですよ。
天使は神様、真理に忠実です。そして、人間が真理通りに生きていかれるようにお世話するのです。